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【コラム】BBAsってなに?

一般社団法人日本ムーブメント・ベース・ラーニング協会(日本MBL協会)イメージ15

私(竹村)は、アメリカや日本で様々な療育を学び教育的支援に携わってきましたが、BBAsのように場所や時間、年齢などに関係なく簡単に取組むことができ、心と身体に負担をかけないシンプルなアプローチは、世界でも少ないと感じています。

BBAsは、簡単な8種類のタッピングを通して発達を促すサポートが可能で、ご家庭(ご両親)でスキンシップを楽しみながら活用できるところに大きな魅力があります。ストレスの多い日常生活に於いて、セルフケアにも応用できるため、ご両親様がMBL講座に参加くださることで得られる恩恵は、計り知れないものとなるでしょう。

昨今、日本に於いても教育現場や医療現場で「身体へのアプローチの重要性」について耳にするようになりました。保護者だけでなく教師や医師など子どもたちの支援にあたる専門家が動きのパターンを育む構成要素(ビルディングブロック)に関心をもってくださることで、子どもたちの困難さの把握と支援の輪がさらに広がっていくことと思います。

先日BBAs講座を開催してくださった、あるお母さまからは、「運動すると良いって言われてきたんですけど、運動嫌いな娘に色々なスポーツを試したけど長続きしなかったです。でも、諦めなくて探していたんです。こんな簡単なマッサージだったらいつでもできて、とっても使いやすいのです。」という感想を頂戴しました。

特別支援教育に携われていたセシリア先生の著書の中に、“I am the child ~ Using Brain Gym with Children Who Have Special Needs ~”(現在翻訳中)があります。この本は、セシリア先生がアメリカの特別支援学校で関った10人の子どもたちの成長について書かれている良書で、一人一人のニーズを理解し、子どもたちの自主性を尊重し、ご家族のケアにも活用し、そしてセルフケアの重要性も理解できる内容となっています。

このような創始者の愛の詰まったメソッドが、MBL講座でありBBAsの動きに反映されているといっても過言ではないでしょう。発達段階で経験する動きのパターンをいつでも追体験でき、運動により身体の使い方に気づくことができる、BBAsは万人に活用し易い教育プログラムであると実感しています。(文責:竹村文)

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