日本MBL協会のあゆみ

一般社団法人日本ムーブメント・ベース・ラーニング協会(以下、日本MBL協会)は、アメリカに本部をおく MBL Association(代表 セシリア・ケスター)の日本法人として、2018年春に設立され4年目を迎える教育団体です。

2022年4月現在、90名の日本人インストラクターが在籍し、発達の土台作りとなる運動プログラム「BBAs」の啓蒙活動と指導にあたっています。日本MBL協会では、横浜・東戸塚に事務所をおき、教育・福祉・医療などの現場で活躍される人々の運動による発達支援のサポートを行うとともに、非営利の団体として指導者養成事業を横浜・福岡を中心に全国展開しています。

創始者である故セシリア・ケスター女史の深い愛と崇高な志を受け継ぎ、協会理事、スタッフ一同、相手の立場に立った温かい特別支援教育の在り方を探求して参ります。発達上の動きのパターンを獲得することで得られる「身体の成長」について、ホームページにて情報提供、情報発信を行っていますので、ご登録頂けましたら幸いです。

創始者である、故セシリア・ケスター女史の慈悲深い経営理念のもと、発達の土台づくりをサポートすることを目的とした、心身に負担の少ない運動や感覚遊びは、子ども達に対する安全な軽運動である「ビルディング・ブロック・アクティビティ(BBAs)」として、紹介されています。

アメリカに於ける最先端のインクルーシブ教育の実情とMBLの基礎的研究を取り入れ、指導者のブラッシュアップにも取り組んでいます。2020年10月に惜しまれながら天に召されたセシリア氏の志を受け継ぎながら、日本人らしい細やかなサポートと人道支援ができるよう、所属するインストラクターの研鑽の機会を設けています。

日本国内では、「MBL公式ワークショップ(8時間)」の指導資格をもつトレーナーが、本年度100名をこえる予定です。2021年には、日本国内に於いてMBLインストラクターとして活動できる、インストラクター養成事業の資格を 代表理事の今道久惠、理事ますながまさみ の2名が取得しました。

今後も、創始者の志を受け継ぎ、公益性の高い団体として、日本国内に於けるMBLの啓蒙活動ならびに支援者育成を行って参ります。指導者に相応しい品格と深い探求心をもったMBLインストラクターを育成することも日本MBL協会の今後の重要な柱となると考えています。

理事長よりご挨拶

2020年春、日本MBL協会は所在地を横浜に移し3名の理事とともに新体制で業務をスタートいたします。僭越ながら理事長をつとめさせて頂くことになりました、教育コンサルタントの今道久惠でございます。

理事(全国出張可能) 今道 久惠

MBL代表でBBAsの創始者である、セシリア・ケスター氏に初めて出逢ったのが、6年前に開催された「ブレインジム170公式コース(横浜)」でした。長年にわたり特別支援教育に従事してこられた経験から、個人のニーズや学習の優位性に配慮した教本を用いて、学びやすい講座とその指導力の高さに感激したことを昨日のことのように思い出します。

セシリア・ケスター氏からは、日本人のきめ細やかな配慮と丁寧な指導力は、世界的にみて類まれであるとの評価を頂戴しています。このような一人ひとりの志の高さと日本の文化があったからこそ、90名をこえるトレーナーの精力的な活動と国内での広がりへと繋がっているのだと考えます。

今後も必要な方のもとにMBLのメソッドが届きます事を願っております。セルフケアにも活用しやすい8種類の「BBAsの動き」は、学んだその日から活用でき、子どもたちのサポートにも応用しやすいため、楽しく継続することができます。初めて学ぶ方にとりましても、一生の宝ものになることでしょう。

オンライン講座も始まっております。インストラクター名簿を掲載しておりますので、その背景や経歴などから、ご自身にピッタリのトレーナーへ連絡をとり、魅力と個性を最大限に輝かせることのできる機会を手にして頂けましたら幸いでございます。

理事(全国出張可能) 今道 久惠

理事長(全国出張可能)

今道 久惠

公立小中学校での運動指導や医療従事者向け研修を主として横浜にて活動しています。発達に凸凹のある子ども達の中には、協調運動や眼球運動に課題を抱えることがあります。支援者が行動や姿勢の観察から適切な運動を提案できれば、意識的に身体を動かすことができ、不注意や衝動性のコントロールも可能になると考えています。侵襲性の低いBBAsをより多くの皆様にご紹介したく思います。身体志向のアプローチを用いた教育相談及び療育者向け研修は、全国出張いたします。

理事長(全国出張可能) 益永 正美

理事(全国出張可能)

益永 正美

学びを楽しく、それぞれのQOLを豊かにし、本来自分の中の学ぶ、生きる力のの土台を育み、人生の可能性を引き出すきっかけを作り、それぞれの学びのチャレンジを喜びに変えるお手伝いの活動を主に九州・福岡でワークショップ、講座などを各地で行っております。より多くの人にこのBBAsの良さを知って使ってもらい、人生が楽しくバランスの取れた毎日を送ってもらう為に、BBAsの楽しさを伝えています。

理事(全国出張可能)

竹村 文

アメリカの療育現場で、療育の質が高いことと、認知を向上するには身体からアプローチするという考え方に感銘を受けました。いったん学べば、誰でもどこでも使えるのがBBAsの魅力です!BBAsの創始者セシリア・ケスター氏(教育学修士)の愛と知識を、皆様にお届けします。発達に凸凹がある子どもたちが生活を楽しみ学習ができる土台となる身体を築きます。BBAsを取り入れた療育やBBAsの講座を、横浜を拠点に関東一円で公表開催中。全国出張もいたします。

MBLインストラクター資格取得について

1.必須受講講座:以下の2講座を認定インストラクターより受講

・MBL公式講座(8時間)
・ブレインジム170公式コース(32時間)
※オンラインでの受講も可能ですが、インストラクターとして活動をする際には必ず対面にて、どちらかの講座を受講している必要があります。
※インストラクター養成講座参加後に、対面講座を希望される方は当協会の理事の開催する講座をご受講ください。

2.MBLインストラクター養成講座(MBLTT):講師 今道久惠/ますながまさみ(年2回開催)

・MBLインストラクター養成講座を年2回(横浜・福岡)にて開催しています。
・BBAsの動き、子どもの発達とその背景などの理論をデモンストレーションを通じて深める機会です。
・姿勢観察から、相談者の思考・感情・感覚の困り感を優しく下支えする指導力を育む時間です。

MBLTT修了後の手続き
・修了後に、ケーススタディを5ケース提出します。(内、1ケースはセルフバランス)
・8種類のBBAsエクササイズ及び簡易版をビデオに撮影してGoogle classroomに提出します。
・情報共有後、担当講師より指導を受け、改善項目があれば修正し再提出します。
上記の手続きが終了次第、登録費・年会費等の支払いを行い、指導者としての活動が開始されます。

3.ケース提出による審査終了後、インストラクター登録を行い活動を開始する

・ケース提出、ビデオ内容の審査終了後、合格通知を受け取る。
・MBLインストラクター活動にかかる契約書を提出する。
・日本MBL協会へ登録費用及び年会費の支払いを行う。

以上をもって、インストラクター登録を完了し、活動開始の許可がでます。
資格取得後には、自身のペースで学びを深めることのできる各種講座を用意しています。
感覚遊びとBBAsの動き、脳と学習の3次元的考察、講座スケジュールの組み立てなど
ご自身に必要な講座で、さらに研鑽をしてブラッシュアップを図る機会を設けています。

MBLインストラクターは、3年毎に更新の機会が設けられています。
・1年間に4名の受講者を受入れ終了後に講座報告書を提出する。
・BBAsの8種類の動きと2種類の簡易版の動きをビデオ撮影する。
・BBAsによる教育相談の事例を5ケース提出する。(内、1ケースはセルフバランス)

8時間のMBL公式講座を開催せず、個人の仕事の範囲内でMBLを活用するかたには、
更新時に「コンサルタント」として、契約更新を行う事も可能です。
職業上、受講料を受け取って副業として講座開催をすることが困難なかたは、コンサルタントとして活動ください。

次回のMBLインストラクター養成講座は、2022年10月2日(横浜)11月5日(福岡)の開催となります。
養成講座の詳細はこちら

お問い合わせメールフォーム:メールフォームはこちら
お問い合わせメールアドレス:mbl.japan2018@gmail.com